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[更新]虚構文書

すでに存在が忘れ去られてそうな連載(惑星異聞【白】 2-3〜2-5)を更新。
仕事の逃避です。だめじゃん。
新着広報 | - | -

うわーBOTいないよ

リアルで面白いネタがないので、せめてゲームのことでも。

現在経験値1.5倍感謝キャンペーン期間です。それと同時になにやらガンホーさんとグラビティさんががんばったらしく、BOTが一気に消えました。驚きですよ、猫森にも騎士団2にもコンロンにもBOTがいませんよ。SD2も空いてそうだ(というかあそこは空きすぎると策敵が大変なんだが)。
とりあえず、快適です。早朝とか、ログイン人数半分くらいしかいませんしね。びっくりだ。

そしてその前日にアイテムドロップ2倍とかありましたが、仕事でテンパってて1時間くらいしか狩りにいってない私には、しょせん「通常ドロップの出がちょこっといい日」に過ぎませんでした(笑)。でも、アマツで唐傘狩りは普通においしかったです。
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惑星異聞【白】 2-5

 後手に回るわけにはいかない。となれば、今すぐにでも動くしかない。
 そのまま反射的に、シヴァは踵を返す。向かう先は、ホテルのフロント。
 この広いホテル内、野生の勘で動くにも限界がある。詳細な見取り図を今すぐにでも手に入れる必要があった。
 それなのに。
「……ッ!?」
「落ち着いてください、シヴァさん。そんなに急いでどこへ行くんです?」
 片腕で、止められた。
 引き止められるなんて、思っていなかった。正確には、たとえ引き止められたところで自分の足が止まるはずがないと、シヴァはそう思っていた。
 なにを言われても聞く耳は持たないつもりだったし、手加減なしで飛び出した以上力ずくで止められるわけがない。シヴァが一目置いているあのアレーンですら、力ではシヴァに敵わないのだ。
 だが。
 幻覚でもなんでもなく今、リーンはその細い右腕一本で、シヴァの動きを止めている。
 ただ、シヴァの二の腕を軽く掴んでいるだけなのに。
「……おい」
「はい?」
「どーゆーコトなんだよ、コレは? 説明しやがれ。ありえねぇだろ、絶対」
「少しは人の話聞いてくださいってことですってば」
 目の前の小柄な少年が見せている笑顔は、問い詰めても崩れない。だが質問に素直に答える気はまったくないらしく、まったくもって思い通りに事態が進まないことにシヴァの苛立ちはますます募る。
 それでも、動けない。抗いようのない力が、シヴァをその場に縫い止めていた。
 そうなってしまうと、シヴァにできることは怒鳴ることだけだ。
「いーから手ぇ放せっての! モタモタしてるヒマはねぇんだ……あ?」
 そして、それも途中で力を失う。
 なぜなら。
「まあ、無理無茶無謀をあくまで貫き通すっていうのもたまにはいいんですけどね。どうせならマップくらい見ていったらどうですか?」
 リーンが、空いている方の腕を軽く振っている。
 その手によって掲げられている紙には、シヴァの目にもこのホテルの見取り図が描かれているように見えた。
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