いにしゃるD

朝っぱらから映画見に横浜まで行ってきました。原作も持ってるし(23巻までですが)アニメも全部見たというのに、けっこう最近まで実写映画化することを知らなかった『頭文字D』です。というか、今調べてみたらForthStageもやってたのか、スカパーで(パーフェクトチョイスだから追加料金かかるが)。し、知らなかった(何年契約しとるんだ、お前)。ちょっと見たいじゃないか、でももう前のほうはDVD買わないとダメか? #17からなら今なら見れるな……あ、でももう恭子出てるのか。ならいいや(いいのかよ)。

んでもって肝心の映画ですが、いやあほら、原作つき映画(しかも海外製作)ということであまり期待してなかったんですけど、いい意味で裏切られました。面白い……。
原作とは設定からしていろいろ違うんですけど、原作のイメージと重要なエピソードは崩してないんです。かなりすごいと思います。原作が好きな人で、なおかつ話をきちんと組み立てられる人だからこそあのすっごい長い話を120分でおさめられたんだろうなあ。というか、原作好きなスタッフが作り上げたからこそ、啓介を切って中里と涼介にその役目を割り振った判断はすごいですね。「高橋兄弟」をセットじゃなくて片方だけにするなんて、日本人の原作ファンが実写映画にしようとしても考えつかないんじゃ(そして原作を好きでもなんでもない人が作ったら、こんなに原作イメージに忠実にはならない)。
でも、啓介出しちゃうと確実にバトルエピソード増えちゃうしなあ。中里とのバトルを切るわけにはいきませんしね。
そのせいか、中里がなんとなく好感持てます(笑)。いや単に俳優さんの顔が好きなだけかもしれないが(それかよ)。

ちなみに私、言うまでもなく原作では涼介一押し(別格で文太親父)ですけど、微妙に啓介混じった映画の涼介もイイと思いました。こんな風にキャラ造形を中心に設定はいろいろ違ってはいるんですけど、「えー、なんでこんな風にしちゃうの? 微妙ー」とは思わなかったところが(私は、ですが(笑))とても評価できると思います。

原作好きな人には見て欲しい気がします。原作者のしげの氏が絶賛する理由、わかるわー。
原作知らない人は、普通にレースバトル青春ドラマとして楽しめるんじゃないでしょうか。たぶん……。

特にオススメは、文太親父と樹です。キャラ立ってるわー。
というか、キャラはみんなよかった。「いなくてもいいじゃん」って人、いませんでしたから。
ついでに、バトルシーンもすごかった。あれ全部撮影したのか、CGじゃないのか……ひええ。というか本気で榛名貸し切ったのか。うわあ、地元良く知ってる人(指名:ももちゃん)、どこがどこなのか説明して(笑)(ぉぃ)。

んでもって、まあ。
「啓介がいないイニDなんて!」という方には、まったくもってオススメしません……(笑)。
当然、なにからなにまで原作通りで原作に忠実じゃないと受け入れられないという方にもオススメしません。
まあ、そう考えると。
案外、オススメできる相手は少ないのかもしれない(笑)。

(そしてじつは私の一押しカップリングは高橋弟×高橋兄なのはヒミツ)
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