流派当方腐敗総本山

しばらくこのカテゴリの存在を忘れていた私です。

■エマ (1)〜エマ (5)
リンクはAmazon【（2）（3）（4）】

まったりと面白いコミックスでした。エマとぼっちゃまの恋愛話より、その周囲の脇キャラが面白い。エマはスカートのひるがえり方とかペチコートの見え方とか、そういう部分に目がいきます。作者の萌えポイントがよくわかるというか、愛があふれてるなぁと(笑)。ぼっちゃまはあのヘタレっぷりがいいですね。ヤケで貴族らしくふるまいだしたとたんにエマと再会しちゃうあたりの間の悪さもイイです。ヘタレってなんでああも天然で間が悪いんでしょうか。大好きですよ、もう。

でも、個人的にお気に入りなキャラはハキムとドロテア奥様とぼっちゃま母上とインドの女の子たちです。なんだよ、ハキム以外女の子じゃん。
ハキムは有能かつ権力もあるのに自由きままでダメでなおかつ思いっきり失恋してるとこが好きですね（結局そこか）。

とりあえず続きが気になります。気になりますとも。ヴィクトリアンガイドもちょっと欲しい気分。

■風と木の詩
コミック文庫で１〜４巻まで読みました。あと５〜10巻が残ってます。
ふくさんに「とにかく絶品の頭オカシイ人と変態が出てくるから！」とオススメされたのですが、いやもうホントに変態と頭オカシイ人とそのなり損ないしか出てきませんね！　ジルベール編読み終わったとこで力つきて、しばらく休憩しました……セルジュって平和なキャラだわぁ。

個人的にはセルジュよりアスランのほうが変な人で好きです。でも、今のところいちばん好きなのってもしかしてジュールのような気もしないこともないこともない。まだ出番が少ないので、単に外見の好みかもしれませんが（この人もかなりおかしいよなぁ……）。

というか、ジルベール編終わったところで、ちょっとすっとばして９巻と10巻を流し読みしたんですよ。そのとき９巻に出てきたオーギュのとあるセリフを見て、私は真剣に思いましたね。「ダメだこの人」って。
それをふくさんに報告したところ、「そこ、オーギュのダメ最高潮なところ」という答えが返ってきました。そうか、間違ってなかったんだ……(笑)。

というわけで、変態と「有能で偉そうなくせにダメな人」好きにはかなりの良書だと思います。ただ、あんまりにも密度が濃いので（そんな人しか出てこない）、一気に読むと疲れます(笑)。これは連載とかで読むべきものなのかもしれない。