Column … Games for Ladies -7-


某サイトの某コーナー用に書いたコラム+そこでは書けなかった本音



■第7回■シミュレーションは難しい……ものばかりとは限らない

◆マップクリア型以外のシミュレーションにチャレンジ


 私は基本的に、『大戦略』などに代表されるシミュレーションは苦手である。
 なぜかというと、「使い捨て」感覚のユニットに感情移入ができないからだ。

 使い捨てということは成長もしないし、これがまた大きな要因にもなっているのだが、あまりかわいくない。騎馬兵や歩兵、ましてや戦車や輸送ヘリや戦闘機にかわいさを求めるのがそもそも間違いだとは思うが、気に入らないものは気に入らないので仕方がないのだ。
 それにたいていそういったユニットは金で雇うことになるので、資金面も考えなくてはならない。どの武将たちにどの城を攻めさせてどこを築城して城レベルを上げて、などということを考えるだけで精一杯だというのに、そのうえ名前もないユニットや無愛想なおじさんキャラたちのための資金繰りまで考えてられない、というのが正直なところだ。「ゲームをするときくらい頭を使え」と言われてしまえばそれまでだが、やはりそれなりの思い入れがなければ、誰も好きこのんで仕事や学業以外に頭を使ったりはしないだろう。

 それならば、ヒゲ面のおじさんたちをビジュアルの見目麗しいキャラに変えて、愛想もそっけもない使い捨てのユニットや兵士たちを、使い捨てなりに愛嬌のあるキャラにしたらどうなるだろう。ついでに難易度の壁となりやすい内政や戦闘を単純化して、よりとっつきやすくしてみれば? それだけで、最初は見向きもしなかったユーザーにも「やってみようかな?」という気持ちが生まれる。特に、ビジュアルが女性のゲームユーザーに与える影響力は強い。そして、実際にそんなゲームは発売されている。

 それでも「シミュレーション」というだけで敬遠している女性も多いようなので、ここで『ドラゴンフォース』を紹介しておこう。

 いわゆる「信長の野望」型SLGで私が投げ出さなかったのは、まだあるのかどうかも定かではないウルフチームの「斬」シリーズ(特に「夜叉円舞曲」)と、光栄の「ロイヤルブラッド」だけだったと思います。同じく光栄の「蒼き狼と白き女鹿」もかろうじてクリアしたっけな(あれはオルドがあったからクリアする気になったような気もする……)。

「斬」シリーズは、なぜか私でもクリアできた数少ない硬派戦略型SLGでした。その中でも「斬〜夜叉円舞曲〜」は、まあおそらく「登場キャラの顔がいい」SLGとしては、かなり初期のものだったと思います。FEよりも古かったかな。よく覚えてません。パソコンのソフトだったような気もするけど、夜叉円舞曲はセガのコンシューマ機でやったような気もするなあ。……まったく覚えてないトコがどーしよーもないっすね。

ロイヤルブラッドは、私はファミコン版でやりました。弟が、X68000版でやってたかな。これまた名前忘れてますが、ミーティアを最初から持ってる家の若当主がけっこういい男でね……はい、ロイヤルブラッドは、光栄初の「登場武将の顔がおやぢキャラじゃない」SLGだったのです(笑)(おやぢキャラもいましたけど、主要メンツがけっこういい男揃いでさ(笑))。

蒼き狼と白き女鹿は、ジンギス・カンつーかチンギス・ハーンというか(どっちも同じ人)が主人公のSLGでした。各国に女の人がいて(いや〜、けっこう美人揃いでしたぜダンナ(笑))、彼女たちのとこに通って子供を作るのが楽しかったです(笑)(その子供たちは、大きくなれば武将として登用したり、跡継ぎ候補として確保しておくこともできるという)。ちなみに私は主人公のジンギス・カンはほっといて、源頼朝でクリアしたような気がしますですよ(笑)。

ま、私的にはドラゴンフォースは、そういった「硬派な消費型戦略SLGなんだけど、なんらかの理由があってプレイできたやつら」の後継ゲームなのかもです。


◆ドラゴンフォース


 剣と魔法の世界、レジェンドラ大陸。かつて邪神マドゥルクの脅威にさらされたこの世界は、8人の超戦士がマドゥルクを封印したことによってつかの間の平和を保っていた。しかし、ふたたびこの世界に魔族とマドゥルクの影が忍び寄ってくる。邪神マドゥルクに唯一立ち向かうことができるのは、星竜ハースガルドの力を得ることができる星竜の八戦士たちのみ。その八戦士を探し出し、レジェンドラ大陸に本当の平和をもたらすことができるだろうか?

 『ドラゴンフォース』は、こういったストーリーがベースになっているリアルタイムシミュレーションゲームだ。もっともシミュレーションだが、いわゆるカチカチの戦略シミュレーションというわけではない。だが詰め将棋系シミュレーションというわけでもなく、シミュレーションRPGとも少し違う。8人の君主の中から一人を選び、内政をこなしつつ武将を集め徴兵を繰り返して領土を広げていくところは、確かに『大戦略』や『三国志』などのゲームに代表されるシミュレーションと同じである。だが、武将同士の人間関係や君主ごとに違う物語の背景、そしてストーリーに重点をおいたこのゲームは、「戦略」シミュレーションとはまったく違う雰囲気を醸し出している。なにが違うって、とにかく堅苦しくないし難しくないのだ。

 ドラゴンフォースの基本システムは「内政」と「行軍」というフェイズにおおまかに分けられ、武将が使い捨ての兵士を徴兵して戦闘に赴くというものだ。「内政」でやるべきことはアイテムや武将を見つけるための「探索」と、城レベルを上げて防御力と予備兵士の最大数を上昇させる「築城」、あとは武将から情報聞いたり捕らえた捕虜を武将として登用するための「謁見」、戦績をあげた武将に勲章を授与する「報奨」のみだ。武将の人数が増えてくるとさすがに全員に話を聞いてもいられなくなるが、その頃には実際に育てる武将も決まってきているので、自然と名前も顔も覚える。そして戦闘は、指揮官である武将2名と最大200人の兵士たちが入り乱れるゴチャキャラバトルだ。この兵士たちも、さすがに兵種ごとに顔も背格好も同じだが、3頭身でけっこうかわいい。戦闘時に大切なのは陣形や指令よりもじつは武将の必殺技を出すタイミングなので、こういった戦闘が苦手でもなんとかなってしまうところが嬉しい。別にアクションなわけでもないから、寝っころがっていてもできる。

 そしてなによりも魅力的なのは、8人の君主をはじめとする個性豊かな武将たちだ。顔や名前が使いまわしの汎用キャラもいるが、多くはちゃんと名前も顔もその背景も設定された、個々の人物である。実際にストーリーに関連するもの以外は表で語られることはないが、多くの武将はそれぞれの人間関係を持っている。じつは親子だったりライバルだったり旧知の間柄だったり、これは運良くそのキャラクター同士を戦闘させることができれば、戦闘前の会話でそれがわかるのだ。なんの関係もなければそれは普通の口上となるが、なにか関わりがあると微妙な会話になる。この会話が発生するキャラの組み合わせをみつけるのに、かなり熱意を燃やした記憶がないこともない(もっとも、それでも全部は見つけていないのだが)。

 さてこういったゲームで何が楽しいかといえば、それは勿論「好きなキャラだけを思う存分育てる」ことだ。物語の展開上、主人公である星竜の八戦士(8人の君主)は必ず育てておかないといけないのだが(さほど顔が悪いキャラはいないので、別にあまり支障はない)、他はけっこう自由に育成できる。とりあえず全君主でプレイしたことがあるが、私が毎回ひいきして育てていたのはイベントで仲間になるラムダだ。雇用可能兵士はゾンビだったが他の徽章を与えて増やして、大活躍させていた。ただ、彼は最後まで仲間でいてくれないのだ(イベントで戦死してしまう)。わかっているなら無理に育てなければいいようなものだが、それでもついひいきしてしまうのは仕方ないだろう。理由を言ってしまえば「顔が好みで強いから」と身も蓋もないが、こういったゲームで「顔」が好みでしかも強いというのは、思い入れが増すのも当然といえば当然である(強くないキャラを根性で使うのは、けっこう難しい)。
 次に毎度ひいきしていたのは、トラッドノアの武将・ジャロムだ。魔法が得意な騎士で、当然のことながら顔も良く強い。頭もよかったので、内政でも活躍してくれた。他にはファンダリアのカルハザードや、ハイランドのリンクもお気に入りである。ただ彼らはそれぞれファンダリア、ハイランドの重要武将なので(普通の武将と違い、重要武将は君主が仲間にならないと絶対に仲間になってくれない)、なかなか武将として登用できないところが悲しい。
 それにしてもいつものことではあるが、私がやると星竜の八戦士であるティリスとジュノーン以外の女性キャラは片手で数えられるほどしか前線にいない、というのがなんとも笑える。

 なお一回でもエンディングを見ないことには、ファンダリアの君主・ゴルダークとトラッドノアの君主・レイナートでプレイすることはできない。最初は、やはりハイランドでプレイするのがいちばんだろう。トリスタンもそこそこプレイしやすいしイヅモもアシガルが最初から雇える武将が多いので比較的楽だが、ムーンパレスでプレイするのにはそれなりに根性がいる。君主であるティリスが弱いので、少々手こずるからだ。君主のクラスはあまりMPの伸びがかんばしくない、というのが最大の理由だろう。他の君主でプレイしたときに「精霊使い」として仲間になってくれればMPに不自由することはあまりないのだが、仕方がないといえば仕方がない。じつはこのMPでいちばん苦労するのは、トラッドノアのレイナートでプレイするときだろう。だがトラッドノアの場合ほとんど戦闘せずにほとんどの君主を仲間にすることができるので、途中はさほど苦労しなかったりする(ただし、終盤かなり苦労することになるが)。


■ウェイン
ハイランドの君主。ムーンパレスの女王ティリスとは幼なじみらしい。なにかと便利な戦士系キャラだが、ソニックブレストは覚えてくれない

■ティリス
ムーンパレスの君主。コンテストで女王として選ばれたばかりなせいか、実力は十分でも少々自覚に欠けるところがあるそうだ。精霊使い系なので、育てるのはけっこう大変だったりする。多分、星竜の八戦士の中では最弱だ

■レオン
トパーズの君主。典型的な熱血系頼りになる兄貴タイプである。ジュノーンの仮面の下の素顔を見て一目惚れ。レンジャー系なので、ホースマンやゾンビなどの敵相手の場合、非常に頼りになる

■ジュノーン
トリスタンの君主。ジュノーンでプレイを開始すると、かなり先まで進めないと仮面を取ってくれないし、ラムダが仲間になってくれないのが悲しいところだ。仮面を取った彼女は、間違いなく美人。必殺技がとても便利。強くしておいて損はない

■ミカヅキ
イヅモの君主。城を飛び出して修行の旅に出ていたが、先代国王の死去と共に部下に説得され、国王の座を継ぐことになる。侍系で、ソニックブレストがとにかく強い。はじめから雇えるアシガルはドラゴニアに唯一強いので、いつまでも世話になることになるだろう。八戦士の中ではいちばんお気に入りかもしれない

■ゴンゴス
ボザックの君主。意外と思慮深い、でもやっぱり猪突猛進系だ。ティリスに一目惚れするが、まったく相手にされてない(どころか、あからさまに迷惑がられている)ところが涙を誘う。ビーストマン系なのでホースマンには強いが、まわりが歩兵系ばかりなので苦労する。早めに他の兵士に乗り換えたい

■ゴルダーク
ファンダリアの君主。レジェンドラ大陸の戦乱の発端を作った人物だと思われているが、じつは彼も権力に目がくらみ魔族につけ込まれた兄、ギゼルダークの犠牲者に過ぎない。他の君主でプレイした場合は仲間になるのもいちばん最後、ゴルダークでプレイすると終盤近くまでほとんどの君主は仲間になってくれない、となかなか大変である。騎士系の武将だ

■レイナート
トラッドノアの君主。闘神の血を引いており、年齢はいちばん若くてもこの戦乱の全てを見通している洞察力の持ち主だ。魔法使い系なのでHPは少なく攻撃力も低いが統率力が高いので、レイナートに率いられたメイジ軍団はかなりの脅威となる。あとは、MPがどこまで増えるかにかかっているだろう


▼全編に渡って何度か戦うことになる、グレイス、ギデオン、カトゥマンドゥの妖魔三戦士。当たり前だが、尋常じゃなく強い。MP半分よこせ、と言いたくなる

買ってきたのは弟だったんです、このゲーム。
当時の私は、サターンのゲームはまったくチェックしておらず(笑)。デビルサマナーやりたくて買ったのはサターン買ったのはよかったんですが、結局やるヒマがなくてほったらかされていたんですよね〜。リグロード・サーガとかもちょっとやったような気がしますが、クリアした記憶はないです。そのへんは、母親がこなしてるかもしれません。

でまあ、うちの弟というのは、基本的に「光栄的硬派SLG」というのが大好きなんですよ(笑)。 昔はともかく、最近は「手はだすけどクリアまでに至らない」ものが多いですが(あいつもそれなりに多忙らしい。というか、少なくとも私より睡眠時間は少ない(笑)。若いなあ……)。それで、「戦略シミュレーション」だったけど説明書に載っていたキャラの顔がツボだったので(ミカヅキ)、弟がやりはじめたドラゴンフォースを横で見ていたら……おもしろそうじゃん(笑)(爆)。

そのときは確かまだ会社に所属していたので手を出せなかったんですが、その一ヶ月後くらいに会社を辞めまして。やめたあと丸々3カ月くらい、小さな仕事を請けおうだけでひと月のうち2週間半は遊んでたのでゲーム三昧の日々を送ってまして、そのときにやりました。もう弟がウェインでクリアしてたので、最初はいきなりレイナート(笑)。ここでジャロム萌えになったわたくしでございます(自爆)。

で、次がジュノーン。その次、母親がやりかけでほったからしていたミカヅキの続き。その次がティリス。で、その次レオンでやってるとこで間違えてティリスのクリア直前データをレオンのデータに上書きしてしまい、へにょーんとやる気がなくなってしまいまいたとさ(自爆)。なので、レオンのEDは見てません。ゴンゴスは、レオンでクリアしたらやろうと思ってたのにさ〜〜(やれよ)。

本文でも書いてますが、結局戦闘で重要なのは「武将技を使うタイミング」なので(兵士の数は多いほどいいですし、有利な属性で攻撃するのも大切です、もちろん)、基本的に顔のグラフィックに力が入ったキャラを優先的に育てていけばちゃんと強くなるのですよ(笑)。顔グラフィックに力が入ってるキャラというのは、結局「顔が汎用の一般武将キャラ」とは違って、なにかしらストーリーに絡んでくる裏人間関係があるってことですから(笑)。でまあ、優秀なキャラほど顔が合格点に近いってのもうれしいトコですね(爆)。
あと兵士は、アシガル、ホースマン、ドラゴニアさえ揃えておけばなんとかなるさってとこが単純でいいです。アーチャー以外には安定して強いのがハーピー(ドラゴニアにはややきついけど、防御陣形ひいて待機、待ち伏せればけっこういける)。初期のころは、ホースマン対策にモンクがいると便利。というか、モンクはゾンビにも強いので、最後まで使えます。ソルジャーは、ホースマン以外にはそこそこ。でも、ソルジャーよりアシガルのほうが役に立つなあ(ドラゴニアに強いから。終盤の敵はドラゴニアばっかりさ(汗))。このへんはちゃんと某サイト用に攻略記事を作成して提出したんですが、どうやら存在そのものを忘れ去られているようで公開されるそぶりもありませんので、そのうち編集して懺悔の塔にでも入れておきます。

もうかなり古いゲームですけど、私は「2」よりもこっちのほうが好きだったりしますよダンナ(誰それ)。

ちなみに、カップリングはウェイン×ラムダ一押しです(また畦道……)。ラムダ様、マドゥルクの分身というか良心なんですが、とにかくいい男っっ(笑)。連れてる兵士が「ゾンビ」と使えないんですが、愛で徽章を使って他の兵士を雇わせてました。最後までいてくれないけど、とにかく顔いいし強いし、使わないわけにはっっ。常にウェインと同じ部隊に編成しとく私はダメ人間でしょうか。ダメ人間でしょうね(自爆)。
ジャロムはゲーム中ではウリルらぶらぶなんですが、私の煩悩は「できればレイナート×ジャロム(別にリバでも逆でも)がいいです……」と訴えております(爆)。


◆ドラゴンフォース2 −神去りし大地に−


 女神アステアの加護と星竜ハースガルドの力を得て、星竜の八戦士たちは邪神マドゥルクを倒した。邪神の消滅と共に女神アステアも人間界を去り、レジェンドラ大陸に今度こそ本当の平和が訪れたかのように見えたのは、すでに500年も昔のことだ。
 しかし、それぞれ自国へと戻っていた星竜の八戦士たちは、突如歴史の表舞台からふっつりと姿を消すことになる。突然消え去った英雄たちの後には、勇敢な伝説だけが残された。伝説は語り継がれるうちに姿を変え、そして八戦士たちが消えた後の数十年間の歴史は、空白となっている。
 そしてマドゥルク戦役から500年たった今、平和に慣れすぎた人々はまた争いを繰り返しはじめていた。

 『ドラゴンフォース2』は、ドラゴンフォースの続編にあたるシミュレーションである。「2」からやっても話はちゃんと理解できるが、できれば前作からプレイしてみてほしい。ティリスやフレスト卿、カトゥマンドゥ、グレイスなど、そう多くはないが前作から引き続き登場しているキャラもいるからだ。

 システム面にあまり大きな変化はないが、前作で忘れがちだった「探索」は自動で、「築城」と「捕虜謁見」は副官に任せれば自動でやってくれるようになった。他にも武将の忠誠度が一目でわかるようになったり、2種類の兵士を同時に雇うことができるようになったりとプレイしやすさも向上している。前作では育てにくかった二軍の武将たちを鍛えられる場所もできて、少々武将の育成に失敗しても取り返しがつくところが嬉しい。
 ただ、前はあったはずの戦績報告がなくなってしまった。内政開始時に「○○が功績をあげました」とか教えてくれたのは、勲章授与のチェックに役立ったのだが(私はメーカーの方に教えてもらうまで気づかなかったが、功績をたてた武将のステータス欄には功績マークがついている。ただ、見落としやすい)。

 さてキャラクターデザインは変わったが、「2」にもついひいきをしてしまう武将が何人も登場する。今回もやはり8人の君主は育てておかないといけないが、さすがに強さといいビジュアルといいひいきするに価するキャラしかいないのでその点(?)は安心だ。なお「2」ではそれぞれちゃんと声もついているので、内政時に発生するイベントや戦闘時のイベント、戦闘時に必殺技を使用するときなどに、ちゃんと喋ってくれるのも嬉しい。

 まだ「2」はトパーズのシェンでしかプレイしていないので、他のひいきキャラやオススメ武将はよくわからないのだが、前作以上に人間関係のイベントが多くなっている。シェンの雇用兵士数を増やそうと思って適当に攻め込んできた武将の相手をさせたら、いきなり生き別れの兄弟らしき会話が出てきたのにはびっくりした。当然そのまま捕虜にして武将登用、けっこうひいきして育てている。
 なお「2」の武将たちは、敵であるドグル以外、全員個別の顔グラフィックとパラメータを持っている。汎用キャラがいない分、育てがいがあって楽しい。当然顔が気に入らない武将は、ついつい安全地帯に配置しっぱなしで役目無し、という可哀想な立場に落ちついてしまうのだが。

▼シェンとその弟シュウの戦闘時の会話。こんなことを言っていても、ちゃんと戦闘に突入する


■エーベルス
ハイランドの国王。幼い頃に母親を亡くし姉たちに育てられたので、ややシスコン気味である。職業は戦士
CV.岡野浩介

■バーツ
ファンダリア王デルシアに対する反乱軍の首領。ドグルと人間との間に生まれたハーフドグルで、それゆえに魔族にも人間にも溶け込めず、深い孤独の中にいる。職業は戦士
CV.森川智之

■カエデ
トラッドノアの王女。行方不明になってしまった父王のかわりに、国王代理を務める。天真爛漫な少女で、なにかと失敗も多いが部下には好かれているようだ。職業は魔術師
CV.麻見順子

■サニス
トリスタンの君主。ジュノーンでプレイを開始すると、かなり先まで進めないと仮面を取ってくれないし、ラムダが仲間になってくれないのが悲しいところだ。仮面を取った彼女は、間違いなく美人。必殺技がとても便利。強くしておいて損はない

■シェン
盗賊団「赤い森の塔」の頭領(途中からトパーズの君主)。正直で明るく弱い者の味方なので、盗賊にもかかわらず民衆から絶大な支持を受けている。基本的に面倒くさがりやだが、美人には弱い。職業は野盗
CV.置鮎龍太郎

■ガンガス
ボザックの国王。星竜の八戦士だったゴンゴス直系の子孫で、無用な戦いは好まない正義感あふれる好青年である。ゴンゴスの子孫とは思えないほど顔が整っているのがまた不思議だ。職業は獣戦士
CV.山崎たくみ

■アデルバッハ
トリスタンの皇帝。レジェンドラ大陸制覇の野望に燃えていた彼だが、妻と娘の死亡により失意のどん底に落ち込んでいた。そこを魔族につけ込まれ、ふたたび征服行動を再開することになる。一度他の君主でクリアしてからしかプレイすることはできない。職業は剣士
CV.堀内賢雄

■レニ
ムーンパレスの女王。星竜の八戦士のひとり、ティリスの直系の子孫である。自分に自信が持てず、周囲が寄せる「女王」への期待に押しつぶされそうになりながらも平和を望む気持ちは人一倍強い。彼女も、一度他の君主でクリアしてからでないと選択することができない。職業は魔術師
CV.長沢美樹


▼フェアリーのライラ&リリ。彼女たちは、シェンの副官をつとめる

▼物語の鍵を握るキツネ。じつは、前作でも登場したフレスト卿の現在の姿である

発売日に買ってきたものの、原稿を書くためにシェンで少しプレイしたっきり(トパーズの君主になって、カエデを仲間にしたとこあたりまではやったかな。その先、進んでないかも……)、まだどの君主でもクリアしたことないんです……じつは。時間が空いたらやりたいんですが、すき間ができる頃には新しくゲームが出てるんですよねえ・・・・で、ついそっちやっちゃう、と(サターンは少々奥へ入り込んでいるので、掘り出すのも大変なんですよ先生……)。
とりあえずお気に入りキャラはシェンなんですが、いかんせん盗賊なんでも〜育てるのが大変だったらさ。いきなり難易度が高い国選んじゃったのか俺、ってかんじです(笑)。やっぱり、素直にハイランドではじめておけばよかったかな(弟はファンダリアのバーツで開始。なぜこう趣味に走る、うちの姉弟)。

で、シェンには生き別れになっているシュウという弟がいるんですが、ゲームやってる途中にシェンの部隊と遭遇したときにゃ〜びっくりさ(笑)。弟のほうが顔が落ち着いてて大人びてるんで、ここはやはりシュウ×シェンかッと思っております(どこまでも兄弟下克上に弱いわたくし)。でも、バーツ×シェンとかエーベルス×シェンとかもいいよな〜(って私はシェン総受け派だったのか)。

煩悩が絡まないとこでは、フレスト卿扮するキツネがラブリーですね(笑)(いや、フレスト卿も、好きでキツネになってるわけじゃないけどさ)。つぶらな瞳の小動物にも弱いわたくしでございました。

ただ、「2」は1よりも難しいのかも。いや、私が慣れないうちにいきなり最難関の国らしいトパーズ(シェン)を選んだせいかもしれんが……(その可能性95%)。
というわけで、みなさまにはたぶん難易度がいちばん低いと思われるハイランドでのプレイをオススメいたします(ファンダリアもけっこういいかも。たしか、地形がすみっこなんで、一度に相手にしないといけない国が少なかった気がする。そーゆー意味ではトパーズもすみっこだからやりやすいハズなんだけど、いかんせん武将が盗賊中心ってのが痛いよう……)。


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