Column … Games for Ladies -6-


某サイトの某コーナー用に書いたコラム+そこでは書けなかった本音



■第6回■やりがいがあるけどややこしくないゲーム

◆プレイ開始、気が付いたらもう夜明け


プレイするのに勇気がいるゲーム、というのがある。やり始めればおもしろいのはわかっているのだが、ひとつのマップをクリアするのに時間がかかる、どうにも難しい、そんなゲームだ。ファイヤーエムブレムやオウガバトルなどは、こういったジャンルに入る「難易度が高い」ゲームだ。はじめてしまうと時間はかかるし、途中でやめるのはもっといやだし、で、つい覚悟を決めてから電源をONにしたりして。

そういったものとは正反対に、いつでも手軽にはじめられて、他のことをやりたくなったらすぐにやめられるゲームというものもある。1回クリアしてしまったパズルゲームやアクションゲームなんていうのは、そういったものだろう。時間つぶしにもってこいな、ある意味もっとも長生きするゲームだ。

それとは別に、いつでもやめられるはずなのに、「あと1日」とか「あと10日」とか自分に言い訳している間にクリアしてしまうゲーム、というのがある。ときメモやプリンセス・メーカーに代表される育成シミュレーションなどに多いこのタイプのゲームのうち、今回は『マリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士〜』を紹介しよう。

わたしは元来セーブ魔というかセーブ星人というか、意味なく何度もセーブするタイプなのであんまりやらないんですが、うちの母親がたまにとんでもないことをします。

なにかと言いますと、プリメをセーブしないで最初っから最後までやったりするんです(笑)。よくやるよなー。途中でブレーカー落ちたりしたらどーすんだろ(←我が家はどうも設定アンペア数に偏りがあるらしく、コンセント系のブレーカーがすぐに落ちます。特に、クーラーをつけておかないとパソコンが熱暴走する夏なんかはもうてきめん……)。

こないだ、母親があんまり「面白いゲームがない!」と騒ぐので買ってみた『ブレードメーカー』ですが、これも最初っから最後まで、セーブしないでプレイしたようです(というか、徹夜してゲームするなよ、もう50過ぎてんだからさ……(笑))。ただ、そういうむちゃくちゃなプレイの弊害として、まず一発でベストなエンディングにたどり着くことはない、ということでしょうか(笑)。

ちなみに『ブレードメーカー』はその後ちゃんとセーブしながらやり直しをして、ちゃんとベストなエンディングを拝んだ模様ですが(笑)。そしたらまた「ゲーム買って!」と騒ぎ出したので、今度は『だんじょん商店街』を買ってみました。ちょっと最初だけやってみたんですが、これ、軌道に乗るまでは大変だわ〜。ちゃんとセーブしながらやらないと、あっとゆ〜まに破産するよおか〜さま(笑)。


◆マリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士〜


主人公マルローネは、アカデミーきっての落ちこぼれ。このままでは錬金術士になることはもちろん、卒業だって絶対無理。とにかく前例がないほど成績の悪いマリーに頭を抱えたアカデミーは、特例として5年の猶予と一軒の工房を与えた。5年の間になにかひとつ、アイテムを作ってくること。これが、マリーの卒業試験のはじまりだった。

このマリーのアトリエの世界は、一月が30日、1年が12ヶ月。1800日という期間が、与えられた時間だ。毎日街に出かけることができて、用事を済ませて工房に帰ってくると1日が過ぎる。街では酒場に行って依頼を受けたり、アカデミーのショップや図書館に行ったりし、工房では名声とレベルを上げるために、依頼を元にアイテムを作っていくのだ。毎日何をやるか決めていくので、本当に1800日をゲーム中で過ごすことになる。
そう考えると気が遠くなるが、だんだんと年月がたってマリーのレベルが上がってくると、材料採取のために片道何日もかけて遠くへ行ったり、工房に一月近くこもってアイテムを作るようになる。そうなればあっというまに時間は過ぎていくので、ちょっとがんばれば1日でクリアしてしまうことも可能だ。

ところでアイテムを作るためには材料が必要で、その材料はアカデミーのショップで買えるもの以外は、街の外に出て集めてこないとならない。
だがマリーはアイテムを作ることはできるものの、戦闘力はないに等しい普通の女の子。街の外にはモンスターや盗賊などがうろうろしているので、ひとりで出歩くのはあまりにも危険だ。そこで、冒険者を雇って一緒に街の外に行ってもらうことになる。

ちなみに雇える冒険者は全部で9人。お城の騎士様からマリーよりもか弱いお嬢様まで好きな人を2人まで仲間にすることができるが、雇うにはお金がいる。当然強い仲間は賃金も高いので、お金のないうちは弱いけどタダ、賃金が安い、といったキャラに頼ることになるのだ。
もっとも鍛えれば強くなるし、長い間一緒に冒険していればそのキャラに愛着もわくというもので、お金に余裕ができたからといって無理に強い仲間に雇い直したりしなくてもなんとかなってしまうが。

冒険者を雇って、材料を集めて、アイテムを作って、結局なにを目指すのか? 最初に先生に言われた通り、なにかひとつアイテムを作っていけばいいのだ。ただし、エンディングは全部で6つ。何を作ったかだけでなく、マリーのレベルやそれまでに起こったさまざまなイベントの結果も関係してくるのだ。

さてこの『マリーのアトリエ』、こういったゲームによくある恋愛要素というものがまったくない。それはそれで少々さみしいが、恋愛要素がないからこその良さもあったと思う。恋愛関連のゲームをやりたくないというユーザーもいるし、恋愛要素がなくマリーの育成&アイテム作成だけだったからこそとっつきやすかった、とも言える。
もっとも、ゲーム初心者に優しいということは、色々なゲームをやってきた熟練者には少々物足りない、ということだ。個人的にはもう少しボリュームアップしてほしいところだが、でもこのシンプルさも捨てがたい。次作の『エリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士2〜』では恋愛要素も入るという話だし、どのような作りになるのか、今から楽しみだ。
なおPS版の後に発売されたSS版の『マリーのアトリエ』では、イベントがいくつか追加されている。一枚絵イベントから細かいイベントまでちょこちょこ違っているので、PS版をプレイ済みのユーザーでも楽しめるだろう。クライスのイベントが増えていて、私はちょっと嬉しかった。

■恋愛要素がないということで、家族の前でプレイしても恥ずかしくない、という点がこっそり嬉しかったのは秘密だ。別にゲーム中に恋愛要素がなくても、そんなもの想像でなんとでもなるのである



■冒険者名簿■

■シア・ドナースターク
マリーの親友、身体の弱いお嬢様。おとなしく、冒険者としての強さはないに等しいが、なんといっても彼女はタダでマリーの冒険についてきてくれるのだ。しかもはじめから友好度が高いので、断られる可能性も低い。あまり戦力にはならないが、それでもマリー1人で外に出るよりはだいぶマシである。まあ、かわいいから許す。

■クライス・キュール
アカデミーの主席。マリーとは正反対の位置にいる人間である。アカデミーの掲示板に張り出されている順位表を見ておけば、マリーの知名度が上がると出現。なんだかんだ言いつつも、冒険者として仲間になってくれる。ただ友好度がものすごく低いので、仲間にするのは運がモノを言うかもしれない。特別強いわけでもないし、嫌味な男なのになぜ仲間にするか。それは、彼も賃金がタダだからなのだ。それに、友好度が上がればクライスの嫌味な反応もかわいく見えてくるから不思議だ。

■ルーウェン・フィルニール
若くて元気な冒険者。冒険者としての腕はイマイチだが、賃金が安い。初期の頃は、ルーウェンを仲間にしておけばかなり心強いだろう。武器は剣、必殺を使うと少しの間だけ防御力がアップする。たいして強くないのはわかっているのだが、顔と声が好みなのでけっこう長くお世話になるのは私だけだろうか。

■ミュー・セクスタンス
南の国からやってきた、明るい女の子。長剣を使いこなす、立派な冒険者だ。ルーウェンよりも賃金は高いが、素早さが高いので攻撃回数・回避力共に頼りがいがある。彼女を仲間にして友好度を上げておかないと、作ることができないアイテムも存在する。

■シュワルベ・ザッツ
盗賊の親分。しばらく時間がたつと出現する盗賊のアジトにいるので、魔法攻撃ができるアイテムを作れるようになったら行ってみよう。盗賊の団体様と戦闘になるが、勝てばシュワルベは改心(というのか?)、少し後には冒険者として仲間にできるようになる。強さはたいしたことないが、素早さが高く、何度も攻撃できる。強さのわりには賃金がたかいので無理して仲間にする必要もないのだろうが、個人的に大好きなキャラなのでつい仲間にしてしまう私だったりする。

■エンデルク・ヤード
お城に仕える聖騎士。はじめのうちは相手にもしてもらえないが、王子様と知り合うとようやく仲間になってくれるようになる。そのかわり、ムチャクチャ強い。力も強いが、聖「騎士のつるぎ」という特殊装備のおかげで素早さも非常に高くなっているからだ。その剣を装備していなくても、騎士なのにかなり素早い。さすが聖騎士というところだ。ただし、当然ながら賃金もムチャクチャ高い。悩むところだが、仲間にしておいて損はないはずだ。クールなお兄さん。

■ハレッシュ・スレイマン
騎士見習いの青年。防御力が高く、壁としての役割を果たしてくれる。が、武器が槍しか使えないし鎧が重いせいか、とにかく素早さが低い。力はそこそこあるのだが、攻撃の順番がまわってこないのだ。初期のうちは、頼りになるキャラだろう。好青年。

■クーゲル・リヒター
元騎士のおじさん。ハレッシュ以上に防御が高く力もあるが、ハレッシュ以上に素早さもない。だがクーゲルにも、友好度をある程度あげておかないと作れないアイテムが存在する。アイテム図鑑を完成を目指す場合は、必ず1回は仲間にする必要があるのだ。

■ナタリエ・コーデリア
元はザールブルグの街を騒がせていた怪盗デア・ヒメル。一度はマリーも彼女に出し抜かれるのだが、2度目のチャンスになんとか捕まえたら怪盗を廃業、冒険者に転職することになった女の子だ。シュワルベよりも弱いがシュワルベよりも賃金は安いので、素早さが高い仲間が欲しい時に声をかけてみよう。だが、ミューが成長していると出番がない可能性が高い。

■協力者メモ■

■イングリド先生
マリーの先生。5年間の卒業試験の間、めんどうを見てもらうことになる。マリーにとってはコワい先生だが、出来の悪い生徒のことを常に気にかけているのだからさぞかし大変だろう。

■ディオ・シェンク
酒場のおやじ。マリーの貴重な収入源かつ経験値稼ぎである、アイテム作成の依頼をしてくれるありがたい人だ。このおやじがいないと、このゲームは成り立たない。フレアという美人の娘がいる。

■ドルニエ校長
アカデミーの校長先生。ただ、マリーは校長先生の顔を覚えていないらしい。マリーの名声がある程度高くなった頃、出会うことになる。

■武器屋の親父
武器屋にいるオヤジ。ハゲが悩み。

■アウラ・キュール
アカデミーのショップにいるおねえさん。じつは、クライスの姉でもある。

■ブレドルフ・シグザール
シグザール王国の王子様。街で何度かマリーとぶつかることになる。どうやら王子様は箱入り息子で、街が珍しくて仕方がないらしい。王子様とは思えない、きさくな性格をしている。

■妖精さん
たまに工房に訪問販売に来たり、掃除をしにきてくれたりする森の妖精さん。とにかく、かわいい。顔もかわいいが、声もかわいい。妖精さんが「こんにちは〜」と登場すると、たとえお金に余裕がなくても部屋が綺麗でも、なんでも言うことを聞いてあげたくなってしまうから困る。でも、来てくれると嬉しいからどうしようもない。

まずこのゲーム、入手するのに苦労しましたねぇ(汗)。

まさか、初日に売り切れるなんて思わなかったんですよ。けっこう真剣にあちこち探しまして、結局発売日翌日に、新宿のさくらやホビー館(当時は存在が知られていなかったのか、品薄ゲームもけっこう残っていたという穴場だった)で入手した覚えがあります。

で、私が最初に見たエンディングは、先生になるエンディングでした(一応賢者の石は作れたってかんじ?)。ただ、ほんっとに最初に見たエンディングは、弟が到達した爆弾娘エンドです(笑)。その後、伝説の人を見て、それからマイスターランクを見て。お店を開くエンディングを見たのはいちばん最後でした(笑)。

で、男女ひっくるめていちばん好きなキャラは妖精さんです(笑)(爆)。だってかわいいんだもん〜〜。も〜ほんと、うちにも来てほしいくらいです(笑)。特に、ピッケかな。掃除して!(爆)

女性キャラだったら、シア。あの天然毒舌がたまりません。え、シア×マリー? いいですねぇ(笑)。

男性キャラだったら、シュワルベかな。でも、エンデルクもルーウェンもかなり好きです。クライスもね〜、あの性格の悪さが愛しい……。カップリングだったら(ぉぃ)、エンデルク×ブレドルフなんかが下克上で萌えです(爆)。あと、ルーウェン×クライスの青春プラトニック系とか(クライスはマリーが好きなんじゃなかったのか(笑))。エンデルク×シュワルベってのもいいですねー、でも接点がみつかりません(爆笑)。……というか、それ以前にマリアトのやおいネタってどこでも見かけないんですけど、やっぱりないんでしょうか(汗笑)。

ちなみに、エリーのアトリエもやりました(これは仕事で攻略本を……)。仕事だったので煩悩に浸ってる余裕はまったくなかったんですが(涙)、ダグラスがけっこうツボでございました(笑)(でも、恋愛イベントを制覇したのはノルディス)。エンデルクの顔は、もしかしたらエリーの方が私的ツボだったかもしれません。


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