Column … Games for Ladies -5.5-


某サイトの某コーナー用に書いたコラム+そこでは書けなかった本音


 


■第5回■かわいくてお手軽、とっつきやすさが魅力[後編]

◆「簡単・かわいい・いつまでも遊べる」が基本


前回のパズルゲーム特集の続きである。

世の中、パズルゲームというジャンルに属するゲームはたくさんある。個人的にパズルゲームは好きなのでいろいろチャレンジするが、どうやら私が時間を忘れてプレイするようなものには傾向があるようだ。

まず第1に、ルールが単純なこと。フィールドが3Dだったりするとそれだけ操作方法もややこしくなるせいか、あまりやろうとは思わないし、実際やってみてもすぐに放り出してしまう。

第2に、キャラクターがかわいいこと。個人的にあまりポリゴンキャラは好きではないので、アニメ絵やパステル系の彩色のキャラクターがたくさん出てくるとそれだけで嬉しい。

第3に、1人でとことんまで遊べるモードがついていること。たとえば前回紹介した『ぷよぷよ』で言えば「とことんぷよぷよ」、『マジカルドロップ』で言えば「ひたすらモード」のような、ダメになるまでやり続けられるモードがあることだ。対戦やストーリーモードも楽しいが、対戦は一緒にやってくれる人がいないとできないし(CPU対戦もあるが)、ストーリーモードは大体一回クリアしたら満足してしまう。その点ひたすら1人で遊ぶタイプのモードは、終わりがないかわりに自分で目標を設定していつまでもやっていられるせいか、「ちょっとゲームしたい」という時の暇つぶしソフトにはもってこいなのだ。

そんなパズルゲームのひとつが、これから紹介する『パズルボブル』シリーズである。

毎回毎回、この前振り部分のネタを考えるのが面倒でしてね〜(汗爆)。

なら書かなければよさそうなモノですが、いきなり本題に入るというのもこれまた展開に難があるわけで。紹介記事ならそれでいいんですが、こういうテーマがあるコラムだとね。
って、そもそも毎回テーマを決めて書こう、なんて思ってしまったのが間違いの元なんじゃないのか、自分?(自爆)


◆パズルボブルシリーズ


ある日何人かの団体で泊まり掛けで友人の家に遊びに行ったとき、はじめてSFC版の『パズルボブル』というゲームを見た。色のついたバブルを天井に向かって打ち出して、タテでもヨコでもナナメでも同じ色が3つくっついたら消えるというパズルゲームである。ルールは簡単だったのでなんとなくやらせてもらったのだが、そのまま対戦モードを朝までやり続けてしまった(カウントは99勝99敗を越えていた)。

その後またその友人の家に行ったときにもやり続け、結局そのままもらってきてしまった。家に持って帰った後は今度は母親がハマってしまい、いまだに「記録にチャレンジ」という「1人でどこまでバブルを消せるか」というモードをやり続けている。私も昔は1200個とかいう記録を出したものだが、今ではすっかり腕が落ちてしまって500そこそこがやっとだ。

まずそれまで落ち物パズルしか見たことのなかった私には、下から打ち出していくというスタイルが新鮮だった。しかも打ち出す方向を自由に決められるので、打ち出したバブルは壁に当たれば反射する。この反射を使って、普通に打ち出しても絶対入らないようなところに入れるのがまた楽しい。もっとも半分くらいは失敗して自分の首をしめることになるのだが、慣れると普通にまっすぐ打つより反射を使った方が正確に打てるようになるから不思議だ。

さてこのパズルボブルシリーズにマイキャラとしてメインで出てくるのは、バブルンとボブルンという2匹の恐竜(?)だ。昔ゲームセンターなどで遊べた『バブルボブル』というアクションゲームのキャラクターである。他にも敵として、これも昔(かなり昔、約10年近く前ではないだろうか)ゲーセンなどで遊べた『ちゃっくんぽっぷ』の敵キャラも登場する。2や3では初代でのキャラは減ってしまったが、新しくオリジナルのキャラや新しいゲームのキャラなどが登場している。

ちなみに私がいちばんお気に入りなのは、初代パズルボブルのオープニングに登場するバブルンだ。タイトル画面で飛び跳ねているボブルンもかわいい。敵キャラだったら、もんすただろうか。2では特にお気に入りキャラはいないが、3だったらプリチオが好きである(特に色合いが)。

個人的にはこのシリーズ、初代がいちばん好きだ。なんでかと言うと、キャラが私好みだった、それだけなのだが。

2以降になるとCGが3D系になってしまって、バブルンやボブルンの可愛さが半減してしまったような気がするのだ。あの初代のちんちくりんのチビキャラが一所懸命動いているのに愛を感じた私なので、キャラが大きくなってしまったのが不満なだけかもしれない。

なお『3』ではプレイヤーが好きなキャラを選べるようになり、しかもキャラごとにバブルの攻撃方法(対戦時に一度にたくさん消すと、相手のフィールドにお邪魔バブルを送り込める)が変わったので、また違う楽しみ方ができるようになっている。

いまだに、パズボブは初代がいちばん好きです。

やっぱりね〜、あの丸文字といいまるっこいキャラといい、対戦プレイの相手を「こんぴゅーたーさん」と「にんげんさま」と表記するとこといい(笑)、なんというかツボというかかわいいんですよ、はい(かなり意味不明)。

ちなみに同じ初代でもアーケード版とSFC版ではまた微妙に違っていたらしいです。なにがって、バブルの大きさ。SFC版のほうが小さかったんですよね。
で、私はSFC版からはじめたので、その小さいバブルの方に慣れてたんですよ。だから、ゲーセンではじめてパズボブをやったときのショックといったら(笑)。いつもの感覚でバブルを打っても、思ったとおりの場所に入ってくれないんですよねこれが……。

まあ、アーケードからはじめた方には、私とは逆のギャップがあったらしいですが(笑)。で、2以降はコンシューマ移植版もバブルが大きくなってしまって、SFC版の小さいバブルに愛を感じていた私はかなりさみしかったのでありました(バカ)。

ちなみに、さすがの私もパズボブでやおいは考えません〜(笑)(人間いないしな……)。


◆サイキックフォースパズル大戦


前述のパズルボブルシリーズのシステムをそのままに、3D格闘ゲーム『サイキックフォース』のキャラクターたちを登場させたのがこの『サイキックフォースパズル大戦』である。元々女性ゲーマーに人気が高かったサイキックフォースのキャラクターをそのまま使ったことで(当然、声もついている)、より女性に嬉しいゲームになった。

プレイモードは、対戦モード、ストーリーモード、パズルモードの3つ。対戦モードは文字どおりプレイヤー同士が好きなキャラを選んで対戦するモード、ストーリーモードは好きなキャラを1人選んで勝ち抜いていくモードだ。クリアすれば、エンディングで影山ヒロノブ氏の歌を聞くことができる。
最後のパズルモードは、キャラごとに9つのパズルを順番にクリアしていくというものだ。パズルを1つクリアすれば、そのキャラのイラストを1枚見せてくれる。そのイラストはアルバムモードのようにいつでも見られるようになるので、イラストを全部集めるためにもこのモードは何度もプレイすることになるだろう。はじめの方は簡単だが、さすがに終わりの方は難しくて、なかなかクリアすることができないから悔しい。

さてサイキックフォースのPS版には、かなりカッコいいオープニングアニメがあった。格闘ゲームが苦手な私も思わずそのアニメを目当てに買ってしまうところだったくらい綺麗でかっこよかったのだが、このサイキックフォースパズル大戦にもオリジナルに負けずとも劣らないかっこいいオープニングアニメがついている。オープニングの主題歌も、エンディングと同じ影山ヒロノブ氏だ。
パズル大戦のゲームそのものは決してシリアスではないのだが(どちらかというとギャグネタオンリー)、オープニングだけはバリバリにシリアスでかっこいい。後半のバーンとキースが戦っているシーンは、個人的にいちばんのお気に入りだ。

ちなみにサイキックフォースのキャラの中では、バーンとキースがセットで好きである。だから、必然的にプレイするキャラはバーンとキースばかりになるし、アルバムモードもこの2人の部分ばかり埋まっている。

さてキャラのことばかりしか言っていないが、元が『パズルボブル』なのでパズルゲームとしての出来はかなりいい方だ。ただのキャラクターゲームじゃない、ちゃんとパズルゲームとしての面白さも持っている。もっともキャラゲーであることは確かなので、サイキックフォースに興味のない人は、無理に買う必要もないだろう。

そういえば、サイキックフォースの続編『サイキックフォース2012』もそろそろゲーセンで稼働を開始する頃ではないだろうか。じつはこっそり新キャラのマイトが気になっていたりするのだが、バーンとキースは登場するのかしないのかも非常に気になるところである。

まさに女性のためのパズボブですわな、これは(笑)。

最近あんまり自信がないんですが、私はショタっ気はないはずなので、やっぱり今でもアルバムモードが充実してるのはバーンとキースのみです(笑)。エミリオもね〜、2012のほうはけっこうツボなんですよ〜(笑)(自爆)。あの、も〜うれしいまでにひねくれちゃったところが特に……(攻めキャラにしたい……けど、世の王道はどうなんでしょうか)。
まあ、2012だったらやっぱりマイト萌えです。エミリオ×マイトとか、ダメですか(笑)。

で、とりあえず、サイキックフォースのわたくし的基本はバーン×キースのリバーシブルなんですのよ〜〜〜(核爆)。……またリバかいアンタ、とは自分が一番そう思っているので言わないでやっといてください(涙)。というか、どっちが攻めでもどっちが受けでも、バーンとキースのカップリングならもうなんでもOK! というトコでしょ〜か(自爆)。……なんだ、単に節操がないだけか……(自分で言うなよ、救いがない……)。

でまあ、これだけサイキの煩悩ほとばしってるなら素直にサイキックフォースやれよ、ってとこなんですが(笑)、いかんせん格闘ゲーオンチな私にはちと厳しいのですよ(汗)。特にこれ、3D格闘なうえにフィールドまで3Dじゃないですか〜。絶対ムリ(汗)。
それになんていうか、ゲーム画面を見るたびに思うんですけど……私、サイキックフォースはインストカードとキャラ選択画面、あとはOPさえあればそれで満足なんですよね……(自爆)。なんでって? だって、メインのゲーム画面、ポリゴンなんだもん〜(汗)。

というわけで、サイキ本体には手が出ないけどパズルゲームならできるもん〜、な私には、けっこうおいしいソフトだったのでありました。アルバムモードで見れた、キース様の一枚絵もかっこよかったし〜。
……とか言いつつ、今、私はドリームキャストのサイキックフォース2012を買おうかどうしようか、もっっっのすごく悩んでいるのでありました……(笑)(できもしないのに買うな)。


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