Column … Games for Ladies -5-


某サイトの某コーナー用に書いたコラム+そこでは書けなかった本音



■第5回■かわいくてお手軽、とっつきやすさが魅力

◆しかも飽きがこなければ言うことなし


ゲームセンターなどに行ってみればわかるが、パズルゲームの台で遊んでいる女の子というのはけっこうよく見かける。

私の友人には『ぷよぷよ』大好きの女の子がいて、いまだにゲーセンに通っては大量に硬貨を消費しているそうだ。もっとも、私も『ぷよぷよ』シリーズは好きだ。それこそMDでROMが出たときには、どうしてもゾウ大魔王が越えられなくて、徹夜までして遊んだ記憶がある。

はっきり言ってアクション系はからっきしダメ、格闘ゲームなんて論外の私でも、パズルゲームの台ではけっこう遊ぶことがある。キャラに惹かれて格闘ゲームはやるのだがなんせヘタクソなので、ツワモノが群れをなしている対戦格闘なんてものにはとてもじゃないが手が出ない。ゲーセンで瞬殺されて悲しい思いをするくらいなら、NEOGEOのROMでも買って家で遊ぶ(ちょっとどころじゃなく値が張るのがタマにキズだが)。

その点、パズルゲームだと対戦乱入台自体が少ないし、出荷されたばかりの頃さえ外せばけっこうすいている。少々ヘタクソでもあまりまわりを気にせずにプレイできるのが嬉しい。

もっとも、私がゲーセンでちょこちょことパズルゲームをやるようになったのは、意外と最近の話である。パズルゲームはそれこそファミコン版のテトリスだのアルカノイドだのといったものから延々とやっているが、家でできるゲームをわざわざゲーセンでやろうとは思わなかった。元々、自分でも呆れるほどものぐさなのだ。

なんで手を出したかというと、『マジカルドロップ2』のせいだ。単に、コンシューマ機のソフトとして発売されるのを待てなかっただけである。

そこで今回は、私の中ではかなり大きな領域を占めるパズルゲーム、『ぷよぷよ』シリーズと『マジカルドロップ』シリーズに焦点をあててみよう。

とか言って、すでにコレを書いてから1年半くらいたとうとしてるのでだいぶ私を取り巻く状況も変わってるんですが(笑)。

相変わらずパズルゲームはやってますが、最近ゲーセンで遊ぶゲームはビートマニアとDDRがメインです。……1プレイ200円なんですよね、とほほ。200円ならまだいいけど。ビートマニア2DXなんて、1プレイ300円よ〜。社会人つっても、私は貧乏なのよ〜〜〜。

ちなみに最近の気分転換ソフトは……ありません。というか、やりだすとやめられないのしかないんです(笑)。それこそパズルゲームやりゃいいんでしょうけど、最近SFCにパズルゲームささってないんだよな……(差すくらいしろよ自分)。PSとかで起動する気もないしね(持ってるけど……(自爆)。


◆ぷよぷよシリーズ


私には悪い癖があって、年単位やそれ以上といったサイクルで入れ込んだりはまったりするソフトは、自分で買ってきたものでないことが多い。

前に「オススメの一本」で紹介した『パネルでポン!』も友人からほぼ強引にとりあげたものだし、来月ココで取り上げる予定の『パズルボブル』も友人から強奪したものだ。この頃は我が家のゲーム購入当番が私から動かないのでそんなことも少なくなったが、弟が買ってきたゲームをずっと私が占領していたこともあれば、それこそ弟の友人から無理矢理買い取ったゲームもある(ファミコン版の『ファイヤーエムブレム』だったりする)。

じつははじめにプレイすることになった『ぷよぷよ』(MD版)も、徹夜するほどハマっていたくせに、じつは弟が買ってきたゲームを延々占領していたのだ。しかも、母親と二人がかりで。

パズルゲームの楽しさというのは、ルールの単純さとキャラの可愛さにある、と私は思っている。だから、それまで可愛さというものから少々縁遠かったパズルゲーム界に登場した『ぷよぷよ』は、かなりツボにはまったゲームだったわけだ。

まず、コマが可愛い。まあ、スライムもどきと言われてしまえば返す言葉もないが、それでもあの大きな目はなんともいえない可愛さがある(私は泣いているぷよがいちばん好きだ)。次に、キャラが可愛い。特に、カーバンクルだ。「ぐっ、ぐっ!」と踊っているだけでまるで役立たずだが、あの役立たず加減すらも愛しい。今でも、ついカーバンクルのぬいぐるみを通販で頼んでしまいそうになるほどだ。

「かわいい」というのは、立派な購入理由になると思う。特にぷよぷよは女の子もかわいいし、男の子もかわいい。登場する動物たちもかわいい。しかも、パズルのコマであるぷよまでがかわいい。少なくともゲームに近寄りがたさを感じていた女の子たちを吸引するだけの力は、あったのではないだろうか。
しかも、ルールも極めて単純だ。3Dフィールドがあるわけでなし、立体を考えなければいけないわけでもない。同じ色のぷよを4つ、くっつければ消える。

確かに連鎖だなんだを考えれば頭も使う必要があるだろうが、普通に遊ぶぶんにはそんなことは関係ないんである。実際私は連鎖を組むのが大の苦手なので、対戦よりは「とことんぷよぷよ」などのひとりでいつまでも遊べるモードが好きだ。さすがにしばらくやってないので、腕は落ちていると思う。レベル99まで行けた頃がなつかしい。

さてそんな私のいちばんお気に入りのキャラは、じつはシェゾだ(カーバンクルは別格)。闇の魔導師とかカッコつけている割には、肝心なところで抜けているところがなんとも言えない。なので、シェゾでプレイできる『ぷよぷよSUN』は、ついふらふらと買ってしまった(しかも任天堂64版)。だが、シェゾは「むずい」モードのプレイヤーキャラである。「むずい」モードである以上、当然「ふつう」モードよりは難しい(当たり前)。いきなり2人目でやられてしまい、思わずドラコケンタウルス(「やさしい」モードのプレイヤーキャラ)でやり直してしまうところだった。なお、『ぷよぷよ通』でのお気に入りは双子のケットシーである。

ちなみにアルルではクリアしたが、相変わらずシェゾでは先に進めない。それにしても、カーバンクルは強かった。

パズルゲームって、やらないと腕がさびるんですよね(爆)。

特に任天堂64はめったなことではスイッチを入れないので(SFCと交換でつなぎなおさないといけないので、めんどう……弟はよくパワプロ君で遊んでるようですが)、私のぷよぷよの腕は退化する一方です。たまにはやろっかなあ。

ちなみに私はなんだかんだでぷよぷよシリーズというか魔導物語シリーズというのが好きで(理由は上でもさんざっぱら言ってますが、かわいいから(笑))、わくわくぷよぷよダンジョンとかも持ってたりするんですよ(SS版)。一度も起動してませんが(爆)。
というか、最近そんなゲームばっか……。


◆マジカルドロップシリーズ


突さて落ちものパズルだった『ぷよぷよ』とは似ているようで全然違うパズルゲーム、それが『マジカルドロップ』だ。

マジカルドロップは、天井からどんどん下がってくる玉を吸い込んだり吸い出したりしつつ同じ色をタテに3つ以上揃えて消す、というゲームである。これもルールは単純だ。しかも同じ色の玉はいくつでも吸い込めるので同時消しもしやすいし、ドロップが消えている間に次々と消していけばスピード連鎖が起きるので、連鎖も起こしやすい。

しかもキャラクターもかわいい。プレイヤーとして使えるのは、タロットをモチーフにしたキャラたちだ。しかも連鎖数が増えるたびにいろいろしゃべってくれたりフィールドの背景でアニメーションしてくれたりするので、愛着も増す。ちなみに私が仕事で使っているMACの時報は、フールで連鎖消しをしたときのSEだったりする(ゴミ箱の中身を消すときはスターが喋る)。

なおこのゲーム、連鎖を起こしたときにどれだけ玉を消したかによって、対戦相手のフィールドに大量に玉を送り込むことができる。この玉の送り方、スペシャル玉という特殊な消し方ができるボーナス玉の出方によって、キャラ別に強さが決められている。はじめは強いキャラで練習して、少しずつ弱いキャラを使うようにしていけば、いつまでもスリリングなゲームが楽しめるのだ。

で、このマジカルドロップでいちばんひいきなキャラは、フールだ。そう、はな垂れ小僧のフールである。マジカルドロップ1と3に出てくるフール兄もかわいいが、2に出てくるフール弟もかわいい(ついでにフール猫もかわいい)。しかも、喋る言葉ときたら「あにょ〜〜ん」ときた。おまけに、全キャラ中最弱である。はっきり言ってどうしようもないキャラなのだが、それでも情けなくなるほどかわいい。もっとも可愛さのあまりにフールばっかり使っていると、いつのまにかマジカルドロップが上手になっているから不思議だ。最弱キャラだけに、勝つには通常以上の技術が必要になるのだろう。

しかしそれでも、やっぱりフールで対戦に勝つのは至難の業である。ストーリーモードなどでフールのエンディングを見ようと思ったら、むちゃくちゃ厳しい。しかもエンディングを見ても最後まで「あにょ〜ん」だったりすると、ちょっとむなしくなるのも事実だ(でもかわいいからいいのだ)。

ところで最新作の『マジカルドロップ3』では、ついにタロットの大アルカナの数だけキャラクターが増えた。3から新しく増えたキャラクターの中では、サンとラヴァーズがかわいくておすすめだ(ただし、サンはそこそこ強いがラヴァーズはフールと張るくらいに弱い)。

なおここでは手元にあるソフトの関係上画面をお見せできないが、初代『マジカルドロップ』のグラフィックはここで紹介している画面とまったく違う。どちらかというとパステルカラー系で、キャラクターもだいぶ違うのだ(姿形は一緒なのだが)。
今ではもうどこでも見られなくなってしまったが、原色系のグラフィックとなった『2』以降とはまた違う趣がある。機会があれば、ぜひ見てみてほしい。じつはマジシャンは、初代のキャラがいちばん好きだったりする私であった。

設定資料とフール(兄)とパステル調の1が入ってるということで、1〜3までをひとつにしたマジドロ(正式タイトル忘れました)をうっかり買いそうになってしまったのはつい最近のことだったりします(自爆)。全部持ってるのに買ってどうすんだよ俺(だから設定資料集がね……)。

でまあ、マジドロもしばらくやってないのですっかり腕はさびついてることでしょう。マジドロ2がゲーセンに出回るようになったころには、友人と一緒にフール対戦とかやったものですが(笑)。ちなみにフール対戦とは、最弱キャラであるフールしか使っちゃいけない対戦プレイです(爆)。連鎖を起こすと相手に玉をめいっぱい送り込めるわけですが、フールの場合、その玉の配列がなんともま〜連鎖しやすい状態になってるわけで。それがフールが最弱であるゆえんなのですが(笑)、どっちもフール使って対戦しますと、あっというまに決着がついてしまうわけですよ。1分で1コイン? 30分も遊んでれば、1000円札が2〜3枚平気で飛んでいきます。……コストパフォーマンス悪いったら……。

あと燃えたのは、マジドロ3に入ってたすごろくモードですね〜。苦手なステージに止まらないようにがんばってさいころ振るんですが、大体苦手なとこに止まってしまうハメに陥るんでした。あれも難しかったです……ひとりでやると寂しいけど(笑)。

ちなみにフールとスターの音声ですが、OSをMacOS8.5にしたらSoundMasterが使えなくなってしまったので、あれこれしゃべらせられなくなってしまいました。ぐす。なんか、そういうのを設定できる別のソフトがあるんですが、英語なもので使い方がよくわからず、結局ほったらかしたままです(う〜む・・・)。

あ、今回のコラム、もしかしてものすごく健全まじめってかんじ(笑)? でも、さすがにぷよぷよやマジドロでやおいカップリングは……ぷよぷよならサタン×シェゾ、マジドロだと…………マジシャン×チャリオットとかでしょうか(爆)。あ、そいえば3から登場したハイエロファント、よかったな〜。彼は絶対に攻めよね〜。スナフキンちっくなハングドマンは受けだと思います(核爆)。(カップリングしてるじゃねぇかよ)。


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