男性だけでなく女性にも嬉しいゲームなだけに残念な部分も多かった『ウィザーズハーモニー』の続編、それが10月に発売された『ウィザーズハーモニー2』だ。
『2』の主人公は、やっぱりウィザーズアカデミーのアカデミーマスターであるシオン=シェルナーグ。またしても廃部の危機にさらされていたウィザーズアカデミーだが、今回の原因はシオンその人にあった。シオンが召喚魔法の実験に失敗して、それの巻き添えをくった当時のメンバー達は全員退部してしまったのだ。
そしてウィザーズアカデミー顧問であるシリウス=シュライザーの常日頃の目に余る行動に業を煮やしていた生徒会は、またしてもウィザーズアカデミーの存続をかけて2つの条件を出してきた……。
〜シオン〜
苦労の絶えないアカデミーマスター。でも、半分は自分のせい
〜シリウス〜
問題があると首を突っ込まずにはいられない、ウィザーズアカデミー顧問。しかも問題を悪い方に悪い方にと拡大させたがる傾向があるから始末におえない。格闘の技術と知識に関しては右に出る者はいないが、彼はそれをシオンをからかうことのみに使っている。しかし、なぜ格闘の天才がウィザーズアカデミーの顧問をやっているのだろうか。よくよく考えれば不思議である。23歳のハーフデビル
システムは前作とほぼ同じで、16人のキャラクターの中から(1人は隠しキャラ)5人を選んでプレイすることになる。男性キャラは1人増えて7人、女の子は8人。女の子は可愛い系から美人系とタイプが豊富だが、男の子はけっこう傾向が偏っている。どちらかというと可愛い系は多いのだが、『1』の蒼紫やチェスターに代表される美人系があまりいないのが悲しい。
◆エルウィン=ガーサイド
正義感が強く、真面目で融通がきかない1stのエルフ。真面目すぎて冗談も通用しないが、本人はまったく気にしていないようだ。趣味は読書と剣術の鍛錬。ルークスと相性がいい。そのかわり、いわゆる不良系キャラとの相性は最悪だ
◆キース=カーロック
考えるより先に行動するタイプの2nd。強い相手と戦うことに生き甲斐を感じている。なお、趣味は食べること。ほとんどのキャラとの相性がいいが、特に幽魔、バティアとの相性が飛び抜けている。自分自身との相性もいいので、1人で放っておいても大丈夫だ
◆レイ=クラウス
外見も言葉遣いも性格も、すべてが可愛い(これでも)男の子。誰でも女の子に間違えそうだが、外見にかなりのコンプレックスを持っているのか間違えると怒る。引っ込み思案なのか他のメンバーとの相性はあまりよくないので、まずはシオンと勉強していこう
◆鏡 幽魔
街でも有名な不良少年の3rd。確かに口も悪く手も早いが、実際はノリの良いゆかいな性格をしている。病気の妹、魔夜をいつも気遣っている、優しいお兄ちゃんでもあるのだ。キース以外のほとんどのキャラと相性が悪いが、自分に自信があるので放っておける
◆ルークス・ルナシオン
初っ端のセリフが「あなたは神を信じますか?」とぶっとんでいる2nd。宗教がかってはいるが他は普通の少年なので、育成には手こずらない。真面目同士、エルウィンとの相性がいいので組ませて勉強させておこう
◆ガイル=ライフーガ
会話の語尾に「ござる」がくっつく狼忍者。3rdである。得意なことは料理と裁縫、夢は実家の道場の師範になること、と思わず旦那に欲しいタイプだ。男性キャラの中ではシオンとの初期相性がいちばん高く、彼と旅に出るエンディングはかなり狙いやすい
◆アースト=バルディース
いつも機嫌が悪そうで無口、集団で行動することが苦手な孤独を愛する2ndの地の民。だが、単に人付き合いがヘタなだけのようである。能力はかなり高く、相性のいいマリオスと一緒に勉強させていれば簡単にマスターになれるだろう。なお、マリオスはアーストのお姉さんだそうだ
ファーストプレイでは、まず気に入ったキャラを集めてみることにした。まずは外見、性格、声と全部気に入ったアースト、ちょっと幼すぎるが猫娘は好きだし声も可愛いしでルミナ、有翼族ははじめての登場だったのでティーファ、やっぱり高飛車お姉様系は外せないということでティアナ、声はちょっとイメージに合わないような気もしたがなんとなく外見が気に入ったキースで5人。
で、当然アーストのエンディングを狙っていたのだが、キースのシオンへの初期相性値がアーストよりも高いのを忘れていたせいで、シオンはキースと旅に出てしまった。少し前の時点のセーブデータを残しておいたのだからそのデータを使ってキースとの相性をわざと下げればよかったのだが、それができないところが情けないところだ。相手が女の子キャラだったら「ゴメンよ〜」と思いながらも実行しただろうが、仮にもそれなりに気に入っている男の子キャラだと冷たくはできないものである。
ちなみに2回目は今度こそアーストEDを狙う為に、アーストと相性のいいマリオスを入れてキースを外し、少しキャラを入れ替えようと思ってティアナを瞳にしてみた。マリオスを媒介にしてシオンとアーストの相性を上げ、イベントには全部連れ回し、当然夏祭りと冬祭りもクリアした結果、なんとかエンディングにたどりついている。もっとも1回目でも相性は最高になっていたので、アーストよりも相性が高かったキースさえなんとかすればよかっただけなのだが。
ちなみにゲームとしては、前作で不満だった部分が解消され、よりプレイしやすくなっている。
なおサターン版では休日イベントにグラフィックが追加され、エンディングに関連する新キャラクター2人登場する。ひとりは1でルーファスがさんざんな目にあったデイル先輩、もうひとりは幽魔の妹、魔夜だ。PS版を一通りクリアした人も、余裕があったらチャレンジしてみてほしい。
ゲームとしては、1よりも断然デキがよくなってます。キャラクターデザインが変わっちゃいましたが、個人的にはけっこうOKだったので別にさほど支障はないです。なんと言っても、声優さんがランクアップしたのが嬉しかったですよ私は!(爆)
というわけで、ファーストプレイの人選は、じつは重要なファクターがひとつありました。それは「音声オンにしたままプレイできるキャラ集める」ということだったりします(爆)。
愛しのアーストは子安さんだったし、ルミナは池澤春菜、ティーファは氷上恭子。ティアナは名前は忘れましたがWH1のときも唯一音声オンにしていてもOKだった声優さんでしたし。キースは……ちょっと声がおやじくさかったけど、まあ聞くに耐えないほどじゃなかったですし。
でもいちばん嬉しかったのは、たぶんシリウス教官の声が石田彰氏だったことです(笑)。
で、イチオシカップリングはもう言うまでもなくシリウス×シオン。でも、まだシリウス教官とのエンディングは見たことないんです……必要イベントはすべてこなしてあるので、誰ともEDを迎えなければいい話なんですけどね。つい、お気に入りのキャラにはいい顔をしてしまうので……(自爆)。
次はアースト×シオン。あ、これはリバーシブルでもOKです(爆)。個人的には、アーストみたいなキャラには攻めにまわっていただきたいですね♪ 幽魔×シオンとかガイル×シオンとかもいいですうってシオン総受け?(爆)